大阪・関西万博にシベリア抑留の資料展示へ 京都府舞鶴市

京都府舞鶴市は13日に開幕する大阪・関西万博の関西パビリオンで、終戦後も苦難が続いた日本人の引き揚げや旧ソ連領でのシベリア抑留の歴史に関する資料を展示する。「幸福な生き方とは何か」を考えるきっかけにしてほしいとしている。
舞鶴は1945年8月15日の終戦後、旧満州(現中国東北部)などから帰還する軍人や民間人を乗せた引き揚げ船の受け入れ港に指定され、13年間に約66万人を迎え入れた。
引き揚げ者が降り立った桟橋(復元)の近くには、市が運営する「舞鶴引揚記念館」があり、史実の伝承と平和の尊さの発信を続けている。
万博で展示されるのは、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録された「白樺日誌」や「俘虜(ふりょ)用郵便葉書」など。白樺日誌は、シベリアに強制的に連行された抑留者が、シラカバの樹皮に煙突のすすをインク代わりにして収容所の生活をつづっている。
展示場所は関西パビリオンの京都ゾーンで、期間は9月8~14日まで。【もぎたて便】
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