2025-04-09 17:28スポーツ

レアル、連覇厳しく=欠いた反発力―サッカー欧州CL

アーセナルに敗れたレアル・マドリードのベリンガム(中央)=8日、英ロンドン(EPA時事)
アーセナルに敗れたレアル・マドリードのベリンガム(中央)=8日、英ロンドン(EPA時事)

 【ロンドン時事】サッカーの欧州チャンピオンズリーグ(CL)で8日、連覇を狙うレアル・マドリード(スペイン)は敵地ロンドンで行われた準々決勝第1戦でアーセナル(イングランド)に0―3で敗れた。王者らしからぬ崩れように、歴戦のアンチェロッティ監督は「説明が難しい」とぼやくしかなかった。
 第2戦をホームで戦える利点を考えれば、前半の戦いぶりは悪くなかった。押し込まれても素早く陣形を整えて決定機はつくらせず、エムバペ、ビニシウスの突破力を生かしたカウンター攻撃は鋭かった。
 アーセナルのライスに後半浴びた2発の直接FKは相手を褒めるしかないだろう。「いつもはある反発力が、きょうはなかった」。むしろアンチェロッティ監督が指摘したのは、リードされた後の振る舞い。統率を欠き、こぼれ球の争いで後手に回った。焦りも目立ち、前線へのパスは簡単に相手に遮断された。
 連覇へ向け、限りなく赤に近い黄信号がともった。ただ、欧州最高峰の舞台で3点差以上を第2戦でひっくり返したチームは過去にある。ベリンガムはテレビインタビューで「もしそれができるチームがあるとすれば、レアル・マドリードだ」と気丈に語った。
[時事通信社]

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