国軍トップ、異例の国際会議出席=民主派は「正統性認める」と批判―ミャンマー
【バンコク時事】ミャンマー中部を震源とする地震は4日、発生から1週間となった。行方不明者の捜索が難航し、被災者が厳しい避難生活を送る中、国軍トップのミンアウンフライン総司令官は隣国タイで周辺地域の首脳会議に出席し、支援を訴えた。ミンアウンフライン氏が国際会議に参加するのは異例で、抵抗勢力は「軍事政権の正統性を認めることになる」と批判を強めている。
ミンアウンフライン氏は3日、ベンガル湾地域の経済協力枠組み「BIMSTEC」首脳会議の夕食会に出席。4日にはインドのモディ首相やタイのペートンタン首相らと被災地支援などを話し合う。タイ外務省は「BIMSTEC首脳会議の主催国は、加盟国指導者を招く責任がある」と説明する。
ただ、2021年のクーデターで実権を握った国軍は、反発する市民らを武力で弾圧。ミンアウンフライン氏は東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議から排除されている。民主派組織「国民統一政府(NUG)」は3日、「重大な人権犯罪を続ける国軍トップに対する国際会議の出席許可は、不当な軍事政権を正当化する恐れがある」と糾弾した。
国軍は4日までに死者3145人、負傷者4589人と発表。倒壊した建物に取り残された人も多く、死傷者は増加する見通しだ。民主派が支配するザガイン地域の一部などで、国軍が救助活動や支援を妨げているという指摘もある。
[時事通信社]
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