2025-03-28 17:56World eye

エジプト観光用潜水艇沈没、ロシア人6人死亡

【カイロAFP=時事】エジプトの紅海沿岸のリゾート都市ハルガダ沖で27日、観光用の潜水艇が沈没し、ロシア人観光客6人が死亡した。≪写真はエジプトの紅海沿岸のリゾート地フルガダ。資料写真≫
 現地自治体長によると、外国人観光客39人が救助されたが、ロシア人観光客6人が死亡した。うち2人は未成年だった。行方不明者はいないという。
 ハルガダにあるロシア領事館によると、潜水艇はサンゴ礁を観察する水中ツアーに出ていたが、現地時間午前10時ごろ、岸から約1キロの地点で沈没した。ロシア人、インド人、ノルウェー人、スウェーデン人ら45人の乗客と5人のエジプト人乗組員が乗船していた。
 自治体長事務所が公開した動画によると、潜水艇の所有会社「シンドバッド・サブマリンズ」の乗組員は搬送先の病院で、海中でもがいていた6人を救助したと語った。
 エジプトの首都カイロから南東約400キロに位置するハルガダは、エジプトを訪れる観光客の主要な目的地となっており、昨年の空港利用客は900万人を上回った。特に紅海のサンゴ礁や島々は人気があり、シュノーケリングやダイビング観光のために毎日数十隻の観光船が運航しているが、一方で近年、致命的な事故も発生している。【翻訳編集AFPBBNews】

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