三浦、木原組、意義深い2度目の頂=五輪へ、まだ高みを―世界フィギュア

昨季は木原の腰のけがで実戦から長く離れ、今季は理想の演技ができずに思い悩んだ。2年ぶり2度目の世界一に、三浦は「たくさんの苦労や、うまくいかないことがあった。いろんな感情が混ざり合って、すごくうれしい」。純粋な喜びに満ちた初優勝の時とはまた違った意義深さがある。
最終滑走のフリー。ジャンプで減点が続いた中でも、大人の男女の世界観を醸し出すプログラムを情感豊かに舞った。三浦は「大きなミスなく終われたことが一番大きい」。フリーで今季世界最高の145点台をマークしたSP3位のドイツペアを、合計ではわずか0.71点差で振り切った。
内容には課題も浮かぶ。自己ベストはフリーが1年、SPは2年も更新できていない。この日は木原が三浦を投げるスロージャンプが両足着氷になった。本来は得意な技。木原は「今季は少しはめ切れない場面が多かった。コーチとしっかり話し合って、来季に向けてもう動いていきたい」。
早くも見据える新たなシーズンの終盤にはミラノ・コルティナ五輪がある。この種目の日本勢で初の表彰台、さらに金メダルの期待も膨らむ。コーチのブルーノ・マルコット氏は「彼らは世界チャンピオン。五輪のタイトルを守ろうとしているわけではない」。高みを目指す姿勢を貫くことが次の偉業につながる。(ボストン時事)
[時事通信社]
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