松下、殻破って2冠=積極レースでパリ超え―競泳日本選手権

パリ五輪の自分を超えた。男子400メートル個人メドレーで、松下は五輪で出した自己ベストを0秒01上回った。「殻を破るというか、思い切ったレースができた」。成長を実感した。
終盤に猛然と追い上げた五輪とは違い、大会前から磨いてきた、前半から積極的に仕掛けるレースを展開。200メートルの折り返しで、五輪よりも速い1分58秒97をマークした。
後半はやや失速。ゴール後にタイムを見た瞬間は、表情に喜びはなかった。日本記録の更新を狙っていたからこそ、悔しさが勝った。記録を狙うあまり平泳ぎで力んだ。「持ち味である後半の伸びがあまり出せなかった。そこは夏場への課題」と反省も忘れなかった。
前日の200メートル個人メドレーでも自己ベストで世界切符を手にした。平井コーチも「選手として一つ高みに上がった」と評価する。意識するのはパリ五輪4冠のマルシャン(フランス)。この種目で圧倒的な強さを誇る22歳を思い浮かべ、「渡り合えるようになるのが一つの目標」。再び対戦する場を見据えて、力を付けていくだけだ。
[時事通信社]
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