ウクライナ首都攻撃で死者=ロシアは「部分停戦違反」主張
ウクライナのメディアによると、首都キーウ(キエフ)に23日、ロシア軍のドローン攻撃があり、少なくとも2人が死亡した。東部ドネツク州でウクライナ軍が支配するポクロフスクも22日に砲撃を受け、民間人3人が死亡した。
ロシアのプーチン大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は今月中旬、仲介役のトランプ米大統領とそれぞれ電話会談し、エネルギー施設への攻撃を停止する「部分停戦」で合意。ただ、民間施設への空爆や前線での戦闘はやまず、和平にはほど遠い状況だ。
ロシアのザハロワ外務省情報局長は22日の声明で、南部クラスノダール地方の石油施設が19日に、西部クルスク州の天然ガス施設が21日にそれぞれ攻撃を受け、合意違反があったと主張。ウクライナに対して「報復する権利を保持する」と警告した。クルスク州の「攻撃」について、ゼレンスキー政権はロシアのでっち上げだと訴えている。
[時事通信社]
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