別の少年らも回線不正契約容疑=新たに3人摘発、楽天モバイル標的―転売益、活動資金か・警視庁など
自作のプログラムで楽天モバイルの通信回線を不正契約したとして中高生3人が逮捕された事件で、同様の手口で不正契約を繰り返したとして、警視庁と神奈川県警は21日までに、不正アクセス禁止法違反などの容疑で、無職の少年(17)=住居不定=を逮捕し、中3の男子生徒(15)=横浜市=と高2の男子生徒(17)=同市=を書類送検した。
プログラムは「人からもらった」と話しているといい、同庁サイバー犯罪対策課は、入手経緯を詳しく調べる。
少年の逮捕容疑は昨年、男子生徒2人と共謀し、他人のIDとパスワードを使って楽天モバイルのシステムに不正アクセスし、通信回線を契約するなどした疑い。
同課によると、少年らは「荒らし共栄圏」と名乗り、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷や企業脅迫、ウェブサイトの改ざんなどを繰り返していたとみられる。
「活動資金に充てるため、通信回線を1件80ドルで100件売った」と話しており、パソコンなどからは楽天のものとみられる計約3万5000件のIDとパスワードが見つかった。
楽天モバイルは、アカウント一つで最大15件の通信回線が契約でき、追加で契約する際の本人確認は不要。少年は「本人確認が甘い楽天を利用しようと思った」と供述しており、同課は契約できる回線数の多さや本人確認の緩さを狙ったとみている。
同課は2月、人工知能(AI)を使った自作プログラムで、楽天モバイルの通信回線を不正に契約したとして、滋賀県の中3男子生徒ら中高生3人を逮捕した。プログラムは楽天モバイルのシステムにログインできるか自動で確認するもので、開発には対話型生成AI「チャットGPT」が使われていた。
[時事通信社]
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