ガザ停戦交渉、溝埋まらず=イスラエル、米が強硬姿勢
【エルサレム時事】パレスチナ自治区ガザで、今年1月に成立したイスラエルとイスラム組織ハマスとの停戦が崩れた背景には、イスラエル軍の完全撤退を盛り込んだ停戦第2段階入りを巡り、両者の溝が埋まらなかったことがある。部隊を残したまま人質全員を奪還したいイスラエルは、米国を後ろ盾にハマスへの強硬姿勢を貫いた。
停戦は今月1日に第1段階が期限を迎えた後、「正式な枠組みがない」(イスラエル軍情報機関出身の専門家)不安定な状態が続いていた。この間、仲介に当たる米国はハマスに対し、停戦を延長する中で人質の一部を解放する案を提示。しかし、事前合意通りの第2段階入りにこだわるハマスは拒否し続けた。
米国のウィトコフ中東担当特使は16日、CNNテレビに対し、「交渉の機会は急速に失われている」と発言した。米国が橋渡ししてきた協議が行き詰まり、イスラエル軍の大規模作戦開始が近いことを示唆した発言だった。
ハマス側は、2023年10月に始まったイスラエルとの衝突で、戦闘員や武器の多くを失った。今月18日のイスラエル軍の大規模作戦開始以降、反撃を控えていたが、市民の犠牲拡大を受け、自制が利かなくなったとみられる。
[時事通信社]
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