ここを仕切るのは私…トランプ氏、理事長に就任の文化施設を視察
【ワシントンAFP=時事】ドナルド・トランプ米大統領は17日、首都ワシントンにある文化施設ジョン・F・ケネディ・センターを視察した。トランプ氏はこの日、大統領専用の特等席から記者団に語り掛け、ステージ上で理事会の会合を主宰しながら、同施設で上演されてきた大ヒットミュージカル「ハミルトン」を一度も好きだと思ったことがないと言い放った。終始打ち出していたメッセージは「今、この施設を取り仕切っているのは私だ」というものであった。≪写真は米首都ワシントンのジョン・F・ケネディ・センターを訪れたドナルド・トランプ大統領≫
トランプ氏がケネディ・センターを訪れたのは、前任者を解任し、自身が同施設の理事長に就任して以来初めて。解任については、「ウォーク(目覚めている、の意。社会問題や人種差別、性差別などへの意識が高いことを示す)」への全国的な闘いの一環だと説明した。
また専用の特等席から記者団に語り掛け、「ここを再び偉大にする」とし、ケネディ・センターでは資金が浪費され「荒れ放題になっている」と主張した。
最初に訪れたのは地下のアート部門だった。ここでは、前任者たちが「誰も使わない」高価な部屋をいくつも設けたことを非難した。その後、ドラマチックな照明が当てられたステージ上の巨大なテーブルで理事会の会合を行った。
理事会にはかつて首都ワシントンを代表する文化人が集まっていたが、現在はスージー・ワイルズ大統領首席補佐官や副大統領夫人のウシャ・バンス氏ら、忠実なトランプ支持者が顔をそろえている。
ケネディ・センターの急激な方針転換は反発を招いている。先週は観客がJ・D・バンス副大統領にブーイングを浴びせる一幕もあり、予定されていた「ハミルトン」の上演も中止になった。
同作のプロデューサーは今月、トランプ氏が同施設の「中立性」を「破壊」したことに抗議し、直近の上演中止を発表した。
一方、トランプ氏はこうした反発や懸念を一蹴。
「『ハミルトン』はあまり好きではなかった。一度も好きになったことがない。代わりにここで素晴らしいショーをいくつも開催するつもりだ」と述べた。【翻訳編集AFPBBNews】
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