果敢な滑り実らず=高木、終盤に失速―世界距離別スケート
レースを終えた高木は両手を膝につき、うつむいた。連覇を狙った1500メートルは表彰台も逃して4位。「きょうに関してはこれ以上、何かできたことがあったんじゃないかと思う余地はなかった」と淡々と振り返った。
スタートから積極的に攻めた。300メートル、700メートル、1100メートルの通過タイムはいずれもトップ。ただ、前半に飛ばした反動で、最後の1周は大きくスピードが落ちた。「持たなかった、勝ち切れなかったのは自分の力不足を感じた」
1500メートルでは今季ワールドカップで種目別優勝を果たした。ただ、序盤に2連勝した後は4戦連続で2位。それだけに勝ってシーズンを締めくくりたいところだった。
「1500に関しては、どうやったら強くなれるかを必死に考えると思う。準備はまだ整っていない」。来年のミラノ・コルティナ五輪への課題を得た様子だった。(ハーマル時事)
[時事通信社]
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