体調不良のローマ教皇、容体改善で医師に感謝
【バチカン市国AFP=時事】ローマ教皇庁(バチカン)によると、肺炎で入院中のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(88)は容体が改善している。10日には、医師や医療従事者への感謝の意を表した。一方、毎週行っている「アンジェラスの祈り(お告げの祈り)」は、4週連続で直接執り行うことができなかった。≪写真は、ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇が入院するジェメリ大学病院前で祈る人々≫
先月14日からイタリア・ローマのジェメッリ大学病院に入院している教皇は、書面でお告げの祈りを発表し、困窮している人々を支援するボランティアへの感謝の意を示すとともに、その「寄り添いと思いやり」を称賛した。
さらに、「私もまた、献身的な奉仕と思いやりに満ちたケアを受けている。特に医師や医療従事者には、心から感謝している」と述べた。
教皇は気管支炎の治療のために入院したが、その後、両肺に肺炎を発症し、健康状態への懸念が高まっていた。しかし、バチカンは8日、教皇が治療に良好に反応し、「徐々にわずかな改善」が見られ、ここ数日間は危機的な状況には至っていないと発表した。
9日夕方の医療報告によると、教皇に発熱はないものの、医師団は「今後数日間のさらなる回復」を確認した上で、予後の見通しを示す考えだ。次の報告は10日午後に発表される予定である。【翻訳編集AFPBBNews】
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