駅前に震災後初のコーヒー店 福島県双葉町

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故によって一時全町避難を余儀なくされた福島県双葉町のJR双葉駅前で2月23日、コーヒー焙煎所兼ドリンクスタンド「オープン・ロースタリー・アル」が開業した。飲み物を提供する店が同駅前に開業するのは震災後初めて。同日の記念イベントでは、町民や関係者らがコーヒーを片手に開店を祝った。
開業したのは同町南隣の大熊町在住の深沢諒さん(28)。秋田県出身で、最初に移住した福島県三島町で出会った男性に焙煎(ばいせん)を学んだ。以来、男性のもとで豆を焙煎し、沿岸部の浜通り地域のイベントなどでコーヒーを提供してきたが、復興途上の地域で新たな魅力やつながりを生むきっかけの場になろうと、浜通りに自らの焙煎拠点を置いた。焙煎した豆を首都圏の飲食店などに販売しつつ、テークアウト形式でコーヒーを提供する。
深沢さんは「コーヒーは表現ツール。自分が見た双葉町の景色を味と香りに乗せて届けられたら」と意気込んだ。【もぎたて便】
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