「巨大だるま」原発事故資料に 福島県双葉町

福島県双葉町は、東京電力福島第1原発事故の直前まで伝統行事で使用されていた「巨大だるま」を県立の「東日本大震災・原子力災害伝承館」(同町)に寄贈した。だるまを保管していた町役場旧庁舎の解体に伴うもので、伝承館は町の歴史や事故の記憶を伝える資料として収蔵し、22、23日には初めて期間限定で公開した。
同町で江戸時代から続く「だるま市」では、無病息災や商売繁盛などを願って住民らが巨大なだるまを綱で引き合う行事が恒例となっている。寄贈されただるまは台座まで入れた高さが約4メートルと巨大なため、原発事故後にだるま市が開催されていた同県いわき市に運ぶことができず、町役場旧庁舎の倉庫に置かれたままとなっていた。行事で用いるだるまが新調されたこともあり、昨年12月に伝承館に移された。
長い避難生活で放置されていたことを伝えるため、あえてほこりや汚れを取らずに展示したという。伝承館の担当者は「今後も(人々の)目に触れる機会をなるべくつくっていきたい」と話している。【もぎたて便】
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