渡辺氏「活動拡大させる」=7候補が委員にプレゼン―IOC会長選
【ローザンヌ(スイス)時事】国際オリンピック委員会(IOC)会長選立候補者によるプレゼンテーションが30日、スイスのローザンヌで報道陣に非公開で行われ、国際体操連盟会長の渡辺守成氏(65)ら7人がIOC委員に公約などを説明した。終了後、記者会見した渡辺氏は「IOCの活動をより拡大させる。五輪が変遷してきたように、スポーツがより社会に寄与できる組織にしていく」と力強く話した。
任期満了で退任するトーマス・バッハ会長(71)の後任を選ぶ選挙は3月の総会(ギリシャ)で行われ、その際に候補者は演説できない。今回は、投票権を持つIOC委員に自身の考えを直接訴える最後の機会だった。
渡辺氏は、世界五大陸の5都市で同時期に夏季大会を行う「五大陸五輪」構想を掲げている。委員の反応については、「多くの人が革新的なものを期待している」と手応えを語った。
会長選には渡辺氏の他に、世界陸連会長のセバスチャン・コー氏(68)、IOC副会長のフアン・アントニオ・サマランチ・ジュニア氏(65)らが立候補している。
[時事通信社]
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