米、4会合ぶり金利据え置き=インフレ鈍化せず、利下げ休止―トランプ関税見極め・FRB
【ワシントン時事】米連邦準備制度理事会(FRB)は29日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を2024年7月以来4会合ぶりに据え置くことを決めた。インフレ鈍化が進まず、景気や労働市場も堅調さを保つ中、金融緩和を休止。トランプ政権が検討する関税引き上げの影響も合わせ、まずは物価動向を確認する。
政策金利は年4.25~4.50%のまま。決定は全会一致だった。FRBは今回の声明から「インフレが2%の目標に向かって進展した」との文言を削除。「金利の追加調整の程度や時期を検討する際は指標などを注意深く精査する」とし、利下げのタイミングを慎重に探る方針を示した。
パウエル議長は記者会見で「インフレの一段の動向を見極めたい」と強調。次回3月会合での利下げの可能性に関し「政策調整を急ぐ必要がないというのがFOMCの幅広い見方だ」と述べ、当面は金利を維持する姿勢をにじませた。
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