極右協力で決議初可決=最大野党提案の難民対策で―独
【ベルリン時事】ドイツ連邦議会は29日、最大野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が提案した不法移民や難民対策の強化を求める決議案を賛成多数で可決した。議会少数派の与党が反対する中、極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の協力を得る形で可決に持ち込んだ。独メディアによると、連邦議会の採決で、AfDが過半数の成立に寄与するのは初めて。
決議に法的拘束力はないものの、政界では「タブー破りだ」(ショルツ首相)と動揺が広がっている。2月23日の総選挙まで1カ月を切り、各党の攻防が激化している。
決議案には国境管理の全面的導入や難民受け入れ厳格化が含まれた。不法滞在状態の人物らによる殺人事件が相次いだことを受けて、CDUのメルツ党首が提案した。メルツ氏はAfDからの賛成を拒まない姿勢を示しつつ、「AfDは政敵」との文言を盛り込み、与党会派の協力を求めた。
[時事通信社]
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