日枝氏の進退焦点=「企業風土の礎つくった」―フジテレビ

元タレント中居正広さんの女性トラブルに端を発したフジテレビの経営問題は、長年グループの経営を主導してきた日枝久相談役の進退が焦点の一つに浮上した。日枝氏はフジテレビ(現フジ・メディア・ホールディングス)社長、会長を歴任。27日の記者会見で、フジ親会社の金光修社長は日枝氏について「企業風土の礎をつくっているのは間違いない」と認めており、今後、経営責任を問われるのは必至だ。
「現場に直接はタッチしていないが、影響力は大きい」。金光氏は、日枝氏の存在感をこう表現した。1961年に入社した日枝氏は83年の取締役就任以来、現在まで40年以上も経営に関与してきた。今回の事態を受け、先週の社員説明会で退任を求める声も上がったが、27日に退任が発表されたのはフジの社長と会長だけだった。
ただ、遠藤龍之介副会長は清水賢治新社長が指揮するフジテレビの新体制について、「あくまで暫定的なものだ」と説明。3月末をめどに第三者委員会がまとめる調査結果を踏まえ、「すべての常勤役員が責任を取るべきだ」との考えを表明した。金光氏は、長期在任を続ける日枝氏が今回の問題の「遠因」だったかどうかも第三者委の調査対象になり得るとの認識を示した。
フジは同日夜、通常放送を取りやめて会見の模様を伝え続けたが、日枝氏は労働組合の要求に応じることなく会見への出席を見送った。社内外で同氏に対する不満が高まっている。
[時事通信社]

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