自分貫いてきた佐々木朗希=けが糧に自己管理徹底―米大リーグ・ドジャース

米大リーグのドジャースとマイナー契約を結ぶことを発表した佐々木朗希投手は、後悔をしない道を選んで歩みを進めてきた。23歳で米国に挑戦するまで、プロ野球ロッテに在籍した5年間は周囲に流されず自らを磨いた。
プロ入り当初から、徹底した自己管理に周囲が驚いた。中学時代に腰のけがに苦しんだ経験が体と向き合う意識を高めたという。「本当につらかった。けがをしなければこういう思いをしなくて済む。元気な時にケアを怠らずにできるか」との思いが原点。岩手・大船渡高への進学も、自分で考えて野球ができる環境だったからこそ決めた。ロッテに入っても栄養管理を勉強するなど、その姿勢は変わらなかった。
2022年4月10日のオリックス戦。20歳5カ月で史上最年少での完全試合を成し遂げた。プロ初の完投で歴史的偉業。そこから期待や注目度がさらに高まっても、「僕は変わらなかった」と言い切る。どんな試合でも緊張から弱音を漏らす繊細な面もあるというが、それに打ち勝とうと鍛錬。やるべきことに向き合ってきた。
野球に本気で取り組める時間に限りがあることを自覚する。「あの時、頑張っておけばよかったという思いがないように。元気な時に、できることを精いっぱいやりたい」と語っていた。米国でも、しっかりと描いた青写真通りに一つずつ実現していくつもりだろう。
[時事通信社]
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