ガザ停戦が発効=ハマスが人質解放―直前で混乱、攻撃続き19人死亡
【エルサレム時事】イスラエルとイスラム組織ハマスが約1年3カ月にわたり交戦したパレスチナ自治区ガザで19日、停戦合意が発効した。イスラエル首相府が明らかにした。ハマスが2023年10月に仕掛けたイスラエルへの奇襲でガザに拉致した人質の解放が始まり、イスラエル軍は19日、解放された3人を保護したと発表した。ただ、イスラエルのネタニヤフ首相は「一時的な停戦で、必要ならば戦闘を再開する」と強調しており、停戦を維持できるか予断を許さない状況だ。
停戦は19日午前11時15分(日本時間同日午後6時15分)に発効。当初は午前8時半(同午後3時半)の予定だったが、ハマスによる19日に解放予定の人質リストの提出が遅延し、発効時間も遅れた。イスラエル軍は発効直前までガザ攻撃を継続。ガザ当局によれば19人が死亡した。
米国やカタールなどが仲介した停戦合意では、第1段階として戦闘を6週間停止し、ハマスなどが拘束している女性や子供ら人質33人が解放される。イスラエルは収監中のハマスのメンバーらパレスチナ人多数を釈放する。
イスラエル軍は18日、「適切な身体的、精神的支援を提供するため活動している」と表明。劣悪な監禁生活で健康状態の悪化が懸念される人質の受け入れに万全を期す方針だ。
イスラエル軍は停戦発効後、ガザの人口密集地域から徐々に撤収を開始。戦闘を逃れた避難民のガザ北部帰還も始まるほか、1日当たりトラック600台分の支援物資が搬入される。期間中に第2段階移行への協議を行い、イスラエル軍のガザ完全撤退や残る人質の解放を目指す。
[時事通信社]
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