区立中教諭、無罪を主張=江戸川男性殺害「犯人でない」―東京地裁
東京都江戸川区の民家で2023年、住人の男性を殺害したとして、殺人罪などに問われた区立中学教諭尾本幸祐被告(38)の裁判員裁判の初公判が16日、東京地裁(中尾佳久裁判長)であり、被告は無罪を主張した。
尾本被告は罪状認否で、「私は犯人ではありません。動機もなく、殺意を抱いたこともありません」と2度繰り返した。
検察側は冒頭陳述で、現場に残された血の付いたマスクや、周辺の防犯カメラ映像などから尾本被告の関与が裏付けられ、退勤時刻を事件発生後の時間に変更するアリバイ工作もしていたと指摘。「被告と男性に特別な人間関係はなく、動機は必ずしも明らかではないが、被告には借金などがあった」と述べた。
弁護側は、事件当時、自宅にいたアリバイがあると主張。「住宅ローンは負っていたが過酷な取り立てはなく、給料も支払われていたため経済状況が殺害動機にはならない」と訴えた。
起訴状などによると、尾本被告は23年2月24日、職場から約200メートル離れた山岸正文さん=当時(63)=宅に無施錠の玄関から侵入。山岸さんの顔や首を刃物のようなもので複数回にわたって切り付けるなどし、殺害したとされる。
[時事通信社]
最新動画
最新ニュース
-
台湾TSMC、純利益57%増=AI半導体好調、過去最高―24年10~12月期
-
国学院大の平林らエントリー=別大マラソン
-
八村、チーム最多23得点=NBA
-
パ開幕も全てナイター=プロ野球
-
128円高の3万8572円60銭=16日の平均株価
写真特集
-
【高校通算140本塁打の強打者】佐々木麟太郎
-
【駅伝】第101回箱根駅伝〔2025〕
-
【野球】慶応大の4番打者・清原正吾
-
【競馬】女性騎手・藤田菜七子
-
日本人メダリスト〔パリパラリンピック〕
-
【近代五種】佐藤大宗〔パリ五輪〕
-
【アーティスティックスイミング】日本代表〔パリ五輪〕
-
【ゴルフ】山下美夢有〔パリ五輪〕