24年の国内平均気温、過去最高=2年連続、温暖化顕著に―気象庁
気象庁は6日、2024年の日本の年間平均気温(確定値)が、1898年の統計開始以来最も高かったと発表した。最高記録の更新は2年連続。都市化の影響が少ない全国15地点の観測値に基づく計算で、平年(2020年までの30年平均)を1.48度上回った。
23年は平年を1.29度上回っていた。19~24年が1位から6位までを占めており、近年の高温傾向が顕著となっている。
全国149地点の観測値に基づく地域別平均気温も上昇し、平年との差は関東甲信1.7度、東海1.6度、近畿1.4度、中国1.5度、四国1.4度、九州北部1.6度、九州南部と奄美1.4度、沖縄1.0度で、いずれも1946年の統計開始以来最高。東北は1.8度で過去最高の23年と並んだ。北海道は1.3度、北陸は1.4度。
台風や前線の影響を受けた東日本から沖縄で年間降水量が増え、東日本では平年の118%、西日本は116%、沖縄と奄美で126%とかなり多かった。北日本(北海道と東北)は98%で平年並みだった。
高気圧に覆われ、晴れた日が多かったため、日照時間は北日本で平年の109%とかなり多くなった。東日本は105%、西日本は106%、沖縄・奄美は103%だった。
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