勝負どころ、揺るがぬ強さ=3連覇の京都精華―全国高校バスケット
相手の連続得点で2点差まで迫られた最終クオーターの残り21秒。京都精華の坂口が右腕を伸ばして放ったボールが、鮮やかにリングに吸い込まれた。「打たないと相手が流れに乗ってしまう。自分がやるしかないと思った」。追い上げる慶誠の勢いを止める3点シュート。勝負どころで揺るがぬ強さを示し、3連覇をつかみ取った。
慶誠は強豪校が参加するU18トップリーグで唯一敗れた相手。この日も一時は逆転を許すなど苦しい戦いを強いられた。それでも、こつこつとリバウンドを取り、司令塔の林を中心にバランス良く得点。控えの経験が長かった林は「全員で戦わないと試合には勝てない。ベンチメンバーも含めて、みんなが自分の役割を果たしてくれた」と仲間をたたえた。
高校のすぐそばを流れる鴨川沿いを走り込んできた。山本監督の当初の評価は「勝ち上がるのは難しいチームだと思っていた」と厳しいものだったが、連覇した昨年を上回る練習をこなしてきたという。「団結力、結束力が大きな力を生む。それを選手たちが実践してくれた」。指揮官は感慨を込めた。
[時事通信社]
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