2024-12-15 19:13スポーツ

富士通、土壇場で底力=「3冠」達成へ一歩―皇后杯バスケット

第1クオーター、攻め込む富士通の町田(中央)=15日、東京・代々木第2体育館
第1クオーター、攻め込む富士通の町田(中央)=15日、東京・代々木第2体育館

 土壇場で底力を発揮した。富士通は今季Wリーグで4戦全勝と圧倒しているアイシン相手に苦しみながらも、最終クオーターに逆転勝ち。テーブス監督は「最高の気持ち。富士通のバスケットを信じてくれた」と選手をねぎらった。
 前半は司令塔の町田が自由にボールを持たせてもらえず、攻撃が停滞。守備では相手の得点源の渡嘉敷に意識が集中したところを、3点シュートで攻められた。
 9点を追う後半に守備を修正。相手のパスコースを消してターンオーバーを誘い、速攻を決めてじわじわと点差を縮めた。試合時間残り3分に差し掛かったところで、ついにこの日初めてのリード。そこから一気に突き放して歓喜のブザーを聞いた。チーム最多21得点で大会MVPに輝いた宮沢は「修正してアジャストできたのは、チームの強み。守備で我慢できた」と会心の笑みを見せた。
 連覇が懸かるリーグ戦は首位を独走中。来年2月には新設大会ユナイテッドカップのファイナルステージも控える。町田は「この大会で課題、やるべきことは増えた。もう一度チームとしてレベルアップして臨みたい」。さらなるタイトル獲得に視線を向けた。
[時事通信社]

第2クオーター、シュートを放つ富士通の宮沢(手前右)=15日、東京・代々木第2体育館
第2クオーター、シュートを放つ富士通の宮沢(手前右)=15日、東京・代々木第2体育館

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