領土割譲の可能性に言及=ウクライナ和平巡り―NATO前総長
【ベルリン時事】北大西洋条約機構(NATO)前事務総長のストルテンベルグ氏は1日付のドイツメディア「テーブル・ブリーフィングス」とのインタビューで、ウクライナがロシアに占領された領土を一時的に割譲することは、早期の和平実現に向けた選択肢になるとの見方を示した。その場合、NATO加盟などウクライナの将来の安全を保証することが前提になると説明した。
ストルテンベルグ氏は「停戦ラインが、ロシアが全ての占領地を引き続き支配することを意味したとしても、永久にその領土を放棄しなければならないわけではない」と述べた。また、ウクライナの安全を保証する方法について、NATO加盟以外にも、軍事的な支援などを通じてロシアに対する抑止効果を発揮できる「他の可能性」があると語った。
[時事通信社]
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