千葉、笑顔でファイナルへ=ジャンプ安定「大きな進歩」―中国杯フィギュア
千葉は演技後、思わず頭を抱えた。ジャンプを全て降りた後、後半のステップで「張り切り過ぎて」転倒した。「あそこで、こけていなければノーミスだったのに」と悔しげ。それでもファイナル進出を決め、笑顔で大会を終えられた。
安定感のある演技は健在だった。踏み切りの警告を受けたジャンプはあったもののNHK杯とは違い、回転不足は取られなかった。「全部しっかり回れたのはすごく大きな進歩」。転倒したステップも最高難度のレベル4を獲得した。
シニアに本格転向したばかりの昨年は緊張にのまれがちだったが、今年2月の四大陸選手権で優勝。大会ごとに結果を残し、緊張もポジティブに捉えられるようになってきた。強豪選手がそろった今大会で好成績を残し、日本人同士の激しいファイナル争いでも脱落しなかった。「ちゃんと戦い抜けたことは、この後も自信を持って臨んでいける」。生き生きとした表情で言い切った。(重慶時事)
[時事通信社]
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