2024-11-18 20:21

貨物列車脱線、レール腐食が原因か=函館線、19日運行再開―JR北海道

 北海道森町のJR函館線で起きた貨物列車の脱線事故で、JR北海道は18日、レールの腐食が原因の一つとなった可能性が高いと発表した。現場付近の踏切で、道路部分の敷板に隠れているレールが著しく腐食しており、通常は厚さが15ミリある腹部が約3ミリになっていた箇所も確認されたという。
 JR北は現場と似たような状況にある函館線の踏切7カ所の点検などを実施。安全が確認されたとして、森―長万部間で見合わせていた同線の運行を19日始発から再開する予定。 
 同社によると、現場付近の鷲ノ木道路踏切では年1回行っているレールの超音波検査を9月に実施。結果に乱れが出たため作業員が目視で点検したが、レール頭部を見て問題ないと判断していた。同社の規定では、敷板を外して確認することになっていなかったという。
 事故は16日未明、森―石倉間で発生。走行中の貨物列車で非常ブレーキが作動して停止し、運転士が確認したところ21両編成のうち貨車5両が脱線していた。けが人はいなかった。
[時事通信社]

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