兵庫・斎藤氏「改革継続が大事」=出直し知事選で主張へ
兵庫県議会から不信任決議を受けた斎藤元彦知事(30日付で失職)は29日、時事通信のインタビューに応じた。出馬の意向を表明した出直し知事選に向け、「改革を続けることが大事だ」と述べ、1期目で取り組んだ改革の継続を強く訴える考えを明らかにした。
斎藤氏は「20年後の県政を見据えたとき、これまでの改革や事業の見直しは間違っていない」と指摘し、さらなる行財政改革の必要性を強調。出馬断念の可能性に関し「ない」と明言した。
前回の知事選で受けた政党や団体の支援が見込めないことについては、「つらい状況ではあるが、頑張ってほしいとの声もある」と語った。
再選が一連の問題に対する「みそぎ」になるかとの質問に対し、「最終的には県民がどう判断するかだ。再選ならば、大きな負託を新たにいただいたことになる」との認識を示した。
パワハラ疑惑などを巡る県政の混乱を巡り、「こういう状況を招いた責任はある」と釈明。パワハラを告発した文書を作成した県職員らが死亡したことについて「本当に悲しい」と話した。一方で「(告発した)元県民局長を追い込んだつもりはなく、正しくない行為をきちんと認定し、処分した」と述べ、判断の正当性を主張した。
[時事通信社]
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