イスラエル軍、ヒズボラの無人機部隊責任者を殺害
【ベイルートAFP=時事】レバノン首都ベイルート南部の住宅街にイスラエル軍が行った爆撃で26日、イスラム教シーア派組織ヒズボラの無人機部隊の責任者が殺害された。ヒズボラとイスラエル軍がそれぞれ発表した。≪写真はイスラエルの攻撃を受けた集合住宅。レバノンの首都ベイルート南部で≫
先に発表したのはイスラエル軍で、「ヒズボラの航空部隊の指揮官」を戦闘機で狙い排除したと明らかにした。
ヒズボラ側の発表によると、殺害されたのはモハメド・スルール氏で1973年生まれだという。
ヒズボラが拠点の一つを構える首都ベイルート南部の人口密集地域では、組織の高官を狙った攻撃がここ1週間で4回実施されている。
レバノン保健省は、イスラエルの攻撃により2人死亡、15人が負傷したと発表。女性1人が重傷とした。
ヒズボラに近い情報筋によると、スルール氏は組織の上級アドバイザーの一人で専門は数学。かつて、イエメンの親イラン武装組織フーシ派戦闘員を訓練する目的で派遣されたこともあるという。
レバノンの国営通信社NNAは、同日の攻撃について、イスラエル軍の「ミサイル3発」が「10階建ての集合住宅」に着弾したと報じた。【翻訳編集AFPBBNews】
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