不用品買い取り装いヤミ金容疑=法定金利の13倍、3人逮捕―警視庁
不用品買い取りを装い、高金利の貸金業を営んだとして、警視庁生活経済課は19日までに、出資法違反(超高金利など)容疑で、会社役員萩原教章容疑者(40)=東京都江東区木場=ら男3人を逮捕した。同課は認否を明らかにしていない。
萩原容疑者は「買取キング」という不用品買い取りを装ったサービスで顧客を勧誘。客にゲーム機などの写真を送らせた上、買い取り額を先払いすると称して金を貸し付けていた。客が出品を取りやめたとの体裁で、キャンセル料名目で元金と利息を返済させていたという。
同課は同様の手口で、2022年5月~24年2月ごろにかけ、全国の約1600人に約2億3800万円を貸し付けていたとみている。
逮捕容疑は22年5月~23年12月ごろ、当時20~30代の男性3人に金を貸し付け、法定の約6~13倍の利息を受け取った疑い。
同課によると、貸し付けの際は客に対し、氏名や住所のほか、勤務先や給料日、現在の借り入れ状況などを報告させていた。商品の受け渡しは一切行われず、インターネット上で見つけた商品画像を自身の不用品として出品する客もいた。
不用品の買い取りを装って金を貸し付ける手口は「先払い現金化」と呼ばれ、摘発は全国で2例目。
[時事通信社]
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