米国防長官にヘグセス氏=安保補佐官にウォルツ氏―トランプ政権、骨格徐々に
【ワシントン時事】トランプ次期米大統領は12日、国防長官に退役軍人で保守系のFOXニュース司会者のピート・ヘグセス氏(44)を指名すると発表した。トランプ氏に忠誠を誓う熱烈な支持者で、米軍の「能力主義への改革」を主導する見通しだ。次期政権の骨格が徐々に明らかになってきた。
トランプ氏は声明で「われわれの軍は再び偉大になる」と強調。ヘグセス氏を「タフで賢く、米国第一主義の信奉者だ」と紹介した。
トランプ氏はまた、大統領補佐官(国家安全保障担当)にマイク・ウォルツ下院議員(50)を起用するとも発表した。陸軍特殊部隊「グリーンベレー」の元隊員で、対中タカ派の急先鋒(せんぽう)として知られる。
外交トップの国務長官には、中国やイランに対する強硬姿勢で有名なマルコ・ルビオ上院議員(53)を指名する見通しだと既に報じられている。外交・安保チームはタカ派が勢ぞろいした。
一方、国土安全保障長官には中西部サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事(52)を指名する。トランプ氏に忠誠を誓う側近の一人で、副大統領候補に取り沙汰されたこともある。
[時事通信社]
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