中国でアフリカ協力フォーラム=新興・途上国取り込み図る
【北京時事】アフリカ諸国首脳が集まる「中国アフリカ協力フォーラム」首脳会合が4日、北京で開幕した。6日までの日程で、中国外務省によると50以上の国・機関の首脳らが出席。米国に対抗し、新興・途上国「グローバルサウス」の取り込みを図る習近平政権は、アフリカ諸国への経済援助やインフラ支援をアピールする見通しだ。
同フォーラムは2000年に発足し、台湾と外交関係を結ぶエスワティニ(旧スワジランド)を除く53カ国が参加している。首脳会合は4回目で、前回は18年に開催された。
中国政府は「近年最大の外交イベント」と位置付け、会期中、安全保障協力や農業・工業の現代化、巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた連携などを話し合う。5日には習国家主席の演説が予定されている。過去の首脳会合では、この場で巨額の支援が約束されてきた。
[時事通信社]
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