筑波大、マレーシアで開校=海外初、日本の学士号授与へ
【クアラルンプール時事】マレーシアのクアラルンプールで2日、筑波大学マレーシア校が開校し、第1期生の入学式が行われた。2018年にマハティール首相(当時)が日本政府に働き掛け、同校の招致が実現した。海外で日本の学士号を授与する初の大学となる。
新入生は、マレーシア人7人と日本人6人の計13人。地元の大学を卒業してから同校に入学した女性のアフィア・アブドル・ザキさん(21)は「データサイエンスを学び(卒業後は)日本とマレーシアの企業をつなぎたい」と語った。男性のナジミ・スフィアンさん(18)は「日本などいろいろな文化圏の人と交流したい」と話した。
同校の定員は40人。筑波大の永田恭介学長は入学式後の記者会見で、入学者が定員に満たなかったことについて「初年度だったので募集期間が短かった」と説明。同席したマレーシア高等教育省のザイニ・ウジャン事務次官は「当地に進出した外国の大学では初期によくあることで、いずれ増える」と述べた。
[時事通信社]
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