人質解放へ合意求め大規模デモ=労組は全土でストライキ呼び掛け―イスラエル
【カイロ時事】パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで拘束されていた人質6人の遺体が収容されたことを受け、イスラエルの商都テルアビブなどで1日、人質解放のためにイスラム組織ハマスと合意するよう求める大規模なデモが行われた。主要労組の労働総同盟は2日に全土でのストライキ実施を呼び掛けた。
イスラエル軍は1日、前日に行ったラファの地下トンネルでの戦闘中に遺体を発見したと発表。6人は8月29、30日の間に至近距離から射殺されたとみられている。イスラエルとハマスが人質解放と停戦で合意していれば、このうち3人は合意の第1段階で解放される見込みだったとされる。
テルアビブではデモ参加者が道路を埋め尽くし、労働総同盟の代表は演説で、政府は人質や経済を「見捨てている」と非難した。エルサレムの首相府周辺でもデモが行われた。ストライキの一環として、ベングリオン国際空港は2日、離着陸を停止する予定という。
[時事通信社]
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