岩国市長、米オスプレイ配備を容認=海軍型は国内初、今年後半を予定
山口県岩国市の福田良彦市長は27日の市議会で、米海軍の輸送機CMV22オスプレイの米軍岩国基地(同市)への配備を容認する考えを表明した。周辺住民の生活環境に大きな影響を与えないことを理由に挙げた。海軍型の配備は国内初。今年後半の配備を予定している。
在日米軍が7月に岩国基地への配備を発表していた。現行輸送機との機種更新によるもので、オスプレイの他に、空母艦載仕様の最新鋭ステルス戦闘機F35Cも駐留させる。
福田市長は記者団に対し「機種更新が行われた後も運用について注視していきたい」と述べた。山口県は今後、基地周辺自治体の和木町と周防大島町の意向も踏まえ、見解を示す。
木原稔防衛相は27日の記者会見で「(配備は)日米同盟の抑止力・対処力に対する米国の揺るぎないコミットメントを示すもので、市長の受け入れ表明に感謝を申し上げたい」と語った。
[時事通信社]
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