なでしこ、防戦一方に=悲観せず次戦へ―サッカー女子〔五輪〕
昨年のW杯1次リーグで4―0と圧倒したスペインとの再戦。なでしこジャパンは当時の守備的な3バックで重心を下げる戦い方を選ばず、4バックで守る形で試合に入った。8強で終わったW杯後、複数のやり方を柔軟に使い分ける必要性を感じたからだ。
スペインのトメ監督は日本の出方が予想と違ったと明かし、「規律が取れていた。やっぱり日本は大き過ぎるライバルだ」と振り返った。
ボールを保持されながらも、序盤は積極的な守備で高い位置から速攻を繰り出す場面が見られた。藤野がFKを決めて先手も取った。
しかし、W杯女王は的確にスペースを見つけ、巧みなパスワークでどんどん隙を突いてきた。徐々に防戦一方。1―1の後半、なでしこは5バックで守りを固めることにしたが、耐え切れなかった。後ろに重くなった分、攻撃に転じるのにも苦労した。
「できたところもあったと思う。後半は(意図が)クリアになり、持たれる時間は多かったかもしれないが、嫌な持たれ方とは思わなかった」。主将の熊谷は試合中の修正について、前向きに語った。
池田監督も「変化に対応してくれたところは、やってきたことの積み上げの成果」と悲観していない。初戦が黒星だっただけで、3位でも突破の可能性がある1次リーグはまだ2試合ある。巻き返しは可能だ。 (時事)
[時事通信社]
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