ルーマニア公使が北方領土訪問=観光目的、欧州外交官で異例
国営ロシア通信は17日までに、ルーマニアの駐ロシア公使が北方領土の国後島と色丹島を訪れたと伝えた。「観光目的の非公式訪問」というが、支配するロシアの管轄権を認めることになりかねない。欧州連合(EU)加盟国外交官の北方領土訪問は異例。
公使はリリアナ・ブルダ氏。サハリン州の観光業界の関係者によると「ロシアの法律に従い、国境地帯に入る許可など必要書類をすべて取得している」という。
林芳正官房長官は18日の記者会見で、ルーマニア側に事実確認中であるとし、「現時点で説明は得られていない。仮に事実であれば、北方四島に関するわが国の立場から受け入れられないと伝達した」と述べた。
[時事通信社]
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