ウィンブルドンのジョコは「ダース・ベイダー」 マッケンロー氏語る
【ロンドンAFP=時事】元男子テニス選手のジョン・マッケンロー氏が9日、ウィンブルドン選手権でのノバク・ジョコビッチ(セルビア)はダース・ベイダーだと発言。容赦ない戦いぶりを見せ、驚異的な成功を収めてきたジョコビッチを、ファンは「スター・ウォーズ」の悪役ダース・ベイダーのようにみなしていると話した。≪写真は男子テニスのノバク・ジョコビッチ≫
ジョコビッチは8日に行われたウィンブルドン4回戦、ホルガー・ルーネ(デンマーク)戦に勝利した後、一部の観客から試合中にブーイングを浴びたと主張し、そうしたファンの行為は敬意に欠けると批判した。
これについて、自身も現役時代にファンと愛憎入り交じった関係を築いていたマッケンロー氏は、ジョコビッチがロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の記録を塗り替え、四大大会(グランドスラム)24勝を挙げていることに一部のファンは不満を持っていると話している。
マッケンロー氏は英BBCで「この10~15年で、ジョコビッチが強すぎるあまり失礼な扱いを受けたことが、少なくとも100試合はあったはずだ」と話し、「テニス界で最も気品あるラファエル・ナダルとロジャー・フェデラーと比べると、彼はまるでダース・ベイダーだ」とコメントした。
「テニスにもたらしたものという点で、二人に比肩する者はいない。それをジョコビッチが台なしにしたというわけだ。しかしそれなら、ここまできたら彼のことも尊重してはどうだろう」
ジョコビッチは長年、世界中でファンと闘って不興を買ってきた。闘争心をむき出しにするため、落ち着いた振る舞いのフェデラーやナダルに慣れたファンから敬遠されることも多い。
フェデラーと死闘を演じた2019年のウィンブルドン決勝では、大半のファンがフェデラーを応援して勝利を願った。それでもジョコビッチは「観客の『ロジャー』の声援が自分には『ノバク』に聞こえる」と自らに言い聞かせて勝利。今大会で優勝すれば、フェデラーが持つウィンブルドン男子シングルス最多8回の優勝記録に並ぶ。【翻訳編集AFPBBNews】
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