2024-07-09 08:00地域

世界遺産登録20周年でイベント 和歌山県那智勝浦町

 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の登録20周年記念として、和歌山県那智勝浦町でナイトウオークなどのイベントが行われた。全国各地から約100人が参加し、フィナーレでは那智の滝を背景に一斉にランタンを夜空に飛ばした。
 イベントでは、世界遺産の補陀洛山寺の本尊を特別に開帳。熊野那智大社や青岸渡寺へと続く熊野古道の「大門坂」は、地元の小中学生が作成した竹明かりでともされ、参加者は幻想的な空間の中を20分ほど歩いた。フィナーレには、ライトアップされた那智山青岸渡寺の三重塔と那智の滝を背景に、発光ダイオード(LED)電球を風船に入れ作った紙製のランタンを夜空へと飛ばした。
 オーストラリアのシドニーから家族3人で来たというエンジニアの米川ニックさん(55)は「ランタンを飛ばすのは面白かった。こんなきれいな景色を見ることができて来て本当によかった」と笑顔で話した。【もぎたて便】

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