レース中妻にキスした選手に罰金、ツール・ド・フランス
【コロンベレデューエグリーズ(フランス)AFP=時事】5日に行われた自転車ロードレースのツール・ド・フランス、第7ステージの個人タイムトライアル(ニュイサンジョルジュからジュブレシャンベルタン、25.3キロメートル)で、リドル・トレックのジュリアン・ベルナールがレース中に妻にキスをしたとして、主催者から罰金を科された。≪写真は、自転車ロードレース、ツール・ド・フランス、第7ステージの個人タイムトライアルを終えたリドル・トレックのジュリアン・ベルナール≫
コース序盤のニュイサンジョルジュの丘にはベルナールの友人や家族が集まり、地元出身のベルナールの名前を叫んでいた。その近くを通り過ぎる際、ベルナールは息子を腕に抱いた妻を抱き寄せてキスした。
国際自転車競技連合(UCI)のレース役員はこれを少しやり過ぎだと考え、通常は公の場で用を足したり、基準を外れた危険行為に及んだりした場合に関する全般ルールを、今回はお祭り的な性質の行為に適用。「スポーツのイメージを崩す振る舞い」に対して200スイスフラン(約3万6000円)の罰金を科した。
それでもベルナールは地元紙に対して「昨年10月にコースが発表されてから、この瞬間を待ち望んでいた」と話し、「こういう瞬間は人生に一度きりで、罰金を科されたとしても気にしない」と続けた。
「妻がみんなを集めてあの場所で僕を見に来てくれたから、それに対して感謝を示したかった」
ベルナールはステージ勝者であるスダール・クイックステップのレムコ・エベネプールと3分11秒差の61位でフィニッシュした。【翻訳編集AFPBBNews】
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