復調印象付ける一発=浅村、転機乗り越え―プロ野球・楽天
楽天の浅村が復調を印象付ける一発を放った。1点リードの二回先頭で初球を捉え、打球は左翼フェンス奥のブルペンへ。11日以来の6号ソロに「打ててよかった」と淡々と振り返った。
開幕から状態が上がらなかった主砲は交流戦で転機を迎えていた。打順が6番に下がり、指名打者制のないセ・リーグ球場での試合はスタメンから外れた。今江監督は「彼自身が苦しんでいる。スタメンを外れることによって、良い方向にいくんじゃないか」と説明。環境を変え、浮上のきっかけを探った。
本拠地に戻ってスタメンに復帰してからは毎試合のように安打をマークし、「自分の打撃を見詰め直すいい時間になった」。リーグ戦が再開したこの日も好調を維持。本塁打に続き、第2打席では左前打を放った。
チームの交流戦初制覇の立役者となった小郷らの活躍に、「頼もしく映っていた。自分がもう少し頑張ればもっと強くなるチームだと改めて思った」と実感を込める。一方、2度の本塁打王に輝いたプライドものぞかせる。「このままでは終われない」。浅村が本来の姿を取り戻せば、打線の勢いは加速する。
[時事通信社]
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