2024-05-30 22:58スポーツ

武内、度胸も新人離れ=要所で踏ん張り4勝目―プロ野球・西武

力投する西武先発の武内=30日、バンテリンドーム
力投する西武先発の武内=30日、バンテリンドーム

 無傷の4勝目を手にした西武の武内は、投球だけではなく度胸も新人離れしている。「ピンチの時こそ状況を楽しむことができる」。要所で踏ん張り六回途中無失点。後ろ向きな言葉を発することなく、その内容を振り返った。
 自分でまいた種は自ら刈り取った。五回はバント処理で一塁へ悪送球。1死一、二塁とピンチを広げ、代打ビシエドを迎えた。3ボールとカウントを悪くしたが、「変化球は良かったので、自信を持って投げた」とカーブで中飛に打ち取った。
 最大のヤマ場は六回。一塁走者へのけん制球がそれて無死二塁となったが、ディカーソン、細川を連続三振に仕留めた。「狙った通りうまく投げられた」。低めにコントロールされた147キロは、細川にバットを振らせることも許さない、この日のベストボールだった。
 3年目の隅田に続き、若い左腕の活躍でチームは2戦連続零封勝ち。「先に点を取れて優位に進められたのは、すごくよかった」と渡辺監督代行。滑らかな口調から、巻き返しへの確かな手応えも読み取れた。 
[時事通信社]

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