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2024-05-30 22:46

投手山崎、打撃でもはつらつ＝指揮官の６番起用ずばり―プロ野球・日本ハム

　試合前、日本ハムのメンバー発表で山崎がコールされると、観衆がどよめいた。新庄監督は先発投手を中軸に続く６番で起用。打撃に定評のある左腕は期待に応え、「最高。アマチュア時代を思い出して、野球をやっているなという感じ」。言葉に充実感が満ちていた。
　二回の初打席は四球を選び、ガッツポーズ。四回無死一、三塁では、外角の直球をきれいに中前へ。野手さながらのバットさばきで先制点をもたらした。塁上でベンチに向かって拳を突き上げ、満面の笑み。打席に立つ機会が少ない中で２年連続の適時打を放ち、「シンプルにうれしかった」。投げても変化球がさえて７回無失点、８奪三振の好投だった。
　東京・日大三高３年時に出場した選抜大会で、１大会の個人最多記録に並ぶ１３安打を放った。明大でも、プロ入り後のオリックスでも打撃で鳴らし、新庄監督が３番起用をほのめかすほど。「バッターボックスに立つことが楽しみ」。宣言通りに満喫した。
　パ・リーグトップの６勝目を挙げ、チーム今季最多の貯金９に貢献。フリーエージェントで加入し、「勝ち続けることが恩返し」と山崎。「楽しい」と語る交流戦でさらに勢いに乗る。
[時事通信社]

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