ウクライナ供与武器、制限緩和検討を=国境地帯の戦闘激化で―NATO総長
【ブリュッセル時事】北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は27日、西側諸国がウクライナ支援で供与した武器に関し、「使用条件の緩和を考える時が来た」と述べた。ブルガリアで開かれた会合で語った。
ロシアを刺激する恐れがあるとして、米国などはウクライナに対し、供与した武器でロシア領内を直接攻撃することを認めていない。しかし、ロシアはウクライナ北東部ハリコフ州の国境地帯で攻勢を強めており、ウクライナにとって厳しい状況が続いている。
ストルテンベルグ氏は、ハリコフ州では「前線と国境線がほぼ同じだ」と指摘。「ロシア領内の軍事目標を攻撃できなければ、ウクライナにとって防衛が非常に困難になる」と訴えた。
[時事通信社]
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