駅崩落で前建設相拘束=15人死亡、「一帯一路」で改修―セルビア
【ベルリン時事】セルビアで今月、駅の屋根が崩落して15人が死亡する事故があり、検察は21日、前建設相ら12人を拘束した。地元メディアが伝えた。事故後に当局の責任を追及する抗議活動が広がっていた。
事故は1日、北部ノビサドの駅で発生。改修直後だったコンクリート屋根の外側にせり出した部分が崩れた。検察は、公共の安全に対する重大犯罪などの容疑で、事故後に辞任したベシッチ前建設・運輸・インフラ相を含む政府高官らを拘束した。
報道によると、改修工事は中国の巨大経済圏構想「一帯一路」のセルビアとハンガリーをつなぐ高速鉄道計画の一環で行われた。詳しい事故原因は分かっておらず、野党や市民は工事情報の公開を求めている。
[時事通信社]
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