防衛大いじめ、元学生敗訴=元上級生「指導逸脱せず」―横浜地裁
防衛大学校(神奈川県横須賀市)の学生だった埼玉県在住の30代男性が、在学中のいじめで精神的苦痛を受けたとして、防衛大を運営する国と元上級生に約4600万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、横浜地裁(藤岡淳裁判長)は15日、原告側の請求を棄却した。
藤岡裁判長は元上級生の行為について、「指導の範囲を逸脱せず、人格権を侵害する違法性があったとは言えない」と判断した。原告側は、元上級生から「学生間指導」の名目で自室に呼び出され、罵倒されたなどと主張していた。
判決によると、男性は2013年4月に防衛大に入校。在学中に適応障害やうつ病を発症し、17年9月に退校した。
男性は言葉を発することが困難といい、判決後の記者会見に同席した70代の父親は「息子の心はずたずた。いじめを軽視している」と批判した。
[時事通信社]
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