2024-04-27 16:44スポーツ

インドネシア、68年ぶり五輪王手=29日に準決勝―サッカー

1次リーグのヨルダン戦で得点し、喜ぶインドネシアの選手=21日、ドーハ(AFP時事)
1次リーグのヨルダン戦で得点し、喜ぶインドネシアの選手=21日、ドーハ(AFP時事)

 【ジャカルタ時事】カタールで行われているサッカー男子のパリ五輪アジア最終予選を兼ねたU23(23歳以下)アジア・カップ準々決勝で、インドネシアが韓国を破って4強入りし、五輪出場に王手をかけた。29日の準決勝ではウズベキスタンと対戦。勝てば68年ぶりの五輪切符を獲得する。
 1次リーグA組ではオーストラリアに勝つなど、2勝1敗の2位で堂々通過。26日の韓国戦は2―2のまま延長でも決着がつかなかったが、PK戦を11―10で制した。
 チームを率いる韓国出身の申台龍監督は4強入りを決めた後、アジア連盟のホームページで「われわれは進歩を続けていて、今ではどんな対戦相手とも戦える」と自信を語った。韓国の黄善洪監督は「申監督の存在がチームを強くした」と認め、テレビ解説者も「これまで体力面が弱点とされてきたインドネシアのチームを申監督が徹底的に鍛え上げた」と評価する。
 さらに国内メディアは、攻撃的なポジションにオランダ出身でインドネシアの国籍を取得した選手を複数配置したことも強化に貢献したと指摘する。
 昨年、政治的な理由でU20男子ワールドカップ(W杯)のインドネシア開催が取りやめとなった。今回のチームには大会に向けて強化を進めながらも、出場機会を奪われた選手が複数、含まれている。A代表も26年W杯2次予選F組で2位と順調な戦いぶりを見せている。五輪出場が決まれば、さらに盛り上がりそうだ。 
[時事通信社]

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