聖火が仏に到着=15万人が出迎え―パリ五輪
【マルセイユ(フランス)時事】パリ五輪の聖火が8日、フランス南部の港町マルセイユに到着し、上陸した。聖火は仏の伝統的な帆船に載せられて4月27日にギリシャを出発し、約2週間の航海を経て開催国へ。集まった15万人の観衆はフランス国歌「ラマルセイエーズ」などを歌いながら、マルセイユ旧港に船を迎え入れた。
入港した船から、2012年ロンドン五輪の競泳男子金メダリストのフローラン・マナドゥによって聖火がフランス本土へと運ばれた。大会組織委のエスタンゲ会長は「リレーを通じて私たちが祝いたいことを体現してくれる象徴的な人にマルセイユへ聖火を運んでもらいたかった。そんなアスリートであるマナドゥを選んだ」とコメントした。
9日からフランス国内での聖火リレーが始まる。約1万人が参加し、聖火は海外のフランス領も巡る。開会式は7月26日にパリ市の中心を流れるセーヌ川を舞台に行われる。
[時事通信社]
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