2024-04-23 18:40World eye

タイがF1招致に意欲 バンコク市街地レースを想定

【バンコクAFP=時事】タイのセーター・タウィーシン首相は22日、首都バンコク市街地でのフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)開催実現へ向け、F1のステファノ・ドメニカーリ最高経営責任者(CEO)と面会した。≪写真はF1第5戦中国GP予選に臨むウィリアムズのアレクサンダー・アルボン≫
 F1側に招致構想を売り込んだとされ、時期や具体的な計画については公表されていないが、タイ側の関係者は地元メディアに対し、市街地コースでの開催を想定していると話している。
 タウィーシン首相はドメニカーリ氏との面会後にX(旧ツイッター)に「タイにはバンコクでフォーミュラワンを開催する能力がある。われわれには適切なポテンシャルと能力、そして人々のホスピタリティーがある。実現すれば、人々に素晴らしい思い出をもたらせると確信している」と記した。
 タイ政府はソフトパワー戦略に力を入れており、F1開催が実現すれば観光業の活性化につながる。インバウンド観光に依存しているタイ経済は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)からの立て直しを目指している。
 一方、F1も市街地レースの増加に意欲を示している。
 F1に現在参戦している中ではウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが唯一のタイ出身ドライバーとなっている。また、タイ出身のF1ドライバーはアルボンを含め史上2人しかいない。【翻訳編集AFPBBNews】

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