円安進行「終わり見えてきた」=日本株、海外投資家に安心感―米運用会社
【ニューヨーク時事】米資産運用会社ニューバーガー・バーマンで日本株投資を手掛ける三沢宏明氏は22日までに時事通信のインタビューに応じ、急激な円安進行の「終わりは見えてきた」として、海外投資家の間で日本株の買い安心感が高まっているとの見方を示した。海外勢が「今まで安く放置されていた優良企業の再評価」を進めることで、調整局面を挟みながらも日本株の上昇基調は続くという。
円の対ドル相場は直近で約34年ぶりの安値に下げている。三沢氏は、海外勢の日本株投資は「円がどこまで下がるのかという恐怖感があるとなかなか(取引に)入れない」と説明。今後一層円安に振れたとしても、1ドル=100円台から150円台に下がるような大幅な変化は考えにくいとした上で、「為替の面で安心できる」状況になっていると分析した。
円安は昨年来の日本株高の一因ともされてきた。三沢氏は、日経平均では「輸出主導の銘柄(の比重)が大きい」ことから、今後も短期的にはプラスに働くと予想。一方で、中長期的には円安で「日本人の購買力が低下」し、内需依存型の企業に悪影響が及ぶ恐れもあると話した。
三沢氏によると、米国やアジアの運用機関は「これまで個別の日本企業について分析してこなかった」ため、現状は株価指数に連動した商品などを購入しており、比重の高い一部大型株に資金が集中している。ただ「研究が進めば(有望な)個別銘柄に資金が移る」見込みだという。
[時事通信社]
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